【収益50%アップ】Google Adsense自動広告導入での5つの変化と効果

こちらの記事では、2019年からアップデートされたGoogle Adsenseの自動広告について、自身のブログで実際に導入して広告配信の変化や効果を検証しています。

以下のような方は、こちらの記事を読んでもらう意義があると思っています。

この記事を読んでもらいたい方
  • Google Adsenseの自動広告を導入しようか迷っている
  • Google Adsenseの自動広告で何が変わるのか・できるのか知りたい
  • Google Adsenseの広告配信を最適化して収益を最大化したい
  • アップデートされたGoogle Adsenseの自動広告では、ブログデザインは崩れないのか?と心配している

結論として、2019年にリリースされた時に比べ、非常に使いやすくなっているという印象です。ブログのデザインやレイアウトが崩れる、広告数が多すぎるといったことも起きていません。

またブログのGoogle Adsense収益状況に応じた最適化にも役立つと思います。広告コードを張っておけば、そのブログの収益状況に応じて収益が上がる場所に広告を出してくれます。

特に、「ブログのGoogle Adsense広告の最適化ができていなくて収益最大化に余地がある」とお考えの方には、導入して試してみる価値があるかと思っています。

私のあるブログでの自動広告の導入効果はと言うと、クリック率が少し下がった一方でクリック単価が大きく上がり、週単位でAdsense収益が50%上昇しました!

Googleに怒られるので、詳しい数値は書けませんが…Adsense収益が全体の4割くらいを占めている私にとって、この効果はかなり嬉しいです!

とみ
ただ勿論、ブログによって効果はまちまちだと思います。以下で詳細に解説していきます!

尚、自動広告以外の、Google Adsenseの収入を向上させる全ての方法について記事を書いています。

収入向上のための方法を、私の試行錯誤した実例も織り交ぜて全体感を持って明らかにしています。Google Adsenseの収益を高めたい方におすすめです。

▼内部リンク▼
【稼いでます】Google Adsenseで稼ぐ収入を増やす方法は4つだけ

ちなみに…「とみ」のブログ運営状況

2019年1月からブログを本格的に運営し始め、現在は2つのブログから収入を得ています。

【ブログ歴1年4か月:2020年4月現在の状況】

総PV数:約12万/月、総収入:約18万円/月

内容 PV数(/月) 収入(/月)
投資ブログ:
投資情報を提供するメディア
約10万 約12万円
物販ブログ:
商品レビューやネットサービスを紹介するメディア
約2万 約6万円

かなり強い競合がひしめく投資・物販の分野において、多数のキーワードで1ページ目を獲得しています。

収入はGoogle Adsense:Amazonアソシエイト:ASP広告=4:4:2くらいの割合。

投資ブログ・物販ブログともに、PV数・収入はメキメキ成長中です。

Google Adsenseの自動広告とは?

自動広告は、シンプルかつ革新的な方法でコンテンツを収益化できるフォーマットです。自動広告では、サイト上のすべてのページにコードを 1 つ配置します。これによりサイトをスキャンして、高い掲載結果が得られる可能性が高く増収を見込める場所に、自動的に広告を掲載します。

Google Adsenseヘルプ

Google Adsenseのヘルプからの抜粋です。

Googleによれば、モバイルにも対応していて使いやすく、Google Adsenseの自動広告によって増収が見込める、とのこと。

過去(2019年)のGoogle Adsense自動広告は正直使いづらくすぐに停止

Google Adsenseは2019年に自動広告を導入しました。

そこそこ激務な会社員として、日々ブログ運営の効率化を考えている私としても、「これはすごい、広告の位置を考る・貼る・調整する手間が省ける!」と歓喜したものでした。

喜び勇んで自動広告を導入しましたが、当時のGoogle Adsense自動広告はまだまだ精度が低かったようです。

設定するととんでもない場所(ファーストビューのメニューとブログアイコンの間など)に広告を張り出したり、何も表示されない真っ白な広告が多数出たりと、結構な悪さを働いていました。

結果として、ブログのレイアウトが大幅に崩れ、ユーザーインターフェースが悪化する事態に陥ることに。

とみ
これはちょっと使えない・・・と当時はがっかりしたものです

以下、Google Adsenseヘルプで見つけた、他ブロガーさんの投稿です(「同じく」が11件)

自動広告を掲載するとデカデカ空白スペースが取られたり、サイトのレイアウトを壊す悪さをします。  

ブログにAdSenseの自動広告コードを挿入すると、時々、広告も配信されないのにページ先頭に空白スペースがデカデカと取られたり、酷い時にはサイトのレイアウトを壊す悪さをします。

配信できる広告がなければ広告を配信してもらわなくて一向に構わないのですが、広告も配信されないのにページ先頭に空白の広告スペースが勝手にデカデカと取られたり、AdSenseコードがサイトのレイアウトを壊す悪さを回避するにはどうしたらいいのでしょうか?

とくに、スマフォでサイトにアクセスした際に、ページ先頭にデカデカとスマフォ画面の2/3ぐらいを無駄にする感じの空白スペースが勝手に挿入されるときもあるので、自動広告の挙動にちょっと、うんざりするときがあるのですが。。。

Google Adsense ヘルプ

ネット上のブロガーさんの声も似たようなもので、Google Adsenseの自動広告を導入しているブロガーさんはほとんどいない状況でした。

Google Adsense自動広告導入のきっかけ

そうした経緯もあり、自動広告の設定はずっとオフにしていました。

2019年の11-12月頃に、「自動広告が改良されます」的なことがGoogle Adsenseのページで謳われていましたが、あまり期待できないので導入せず。

ところが先日、Google Adsenseから突然、以下のようなメールが送られてきました。

【Google Adsenseからのメール原文】
お客様はまだ自動広告をご利用いただいていないようです。Google が行った調査の結果、従来の広告ユニットに加えて自動広告を利用しているサイト運営者様のトラフィックでは、平均で 17% の収益向上が認められました。

17%の収益向上って結構大きいですよね。あのGoogle様がいうのであればファクトであることは間違いない。

世界最高のテクノロジー企業と言っても過言ではないGoogleのこと、AIの精度向上できっとサイトのデザインが崩れるとかは改善されているはず。

しかももし上手く行けば、今度こそAdsense広告を張ったり調整する手間が省け、ブログ運営の効率化につながるはず。

とみ
上手くいけば良いことづくめ。自身の「投資ブログ」で再度Google Adsenseの自動広告を導入して、効果を検証することにしました

とみのGoogle Adsense自動広告の設定

Google Adsense自動広告の設定パラメーターは大きく4つあります。

自動広告の設定パラメーター
  • 「自動広告の設定」:既存広告を含め、自動広告を配信するかどうかの設定
  • 「広告のフォーマット」:配信する広告種類を選択
  • 「広告の読み込み」:自動広告の配信数を選択
  • 「ページ除外」:自動広告の配信をしないページを選択

「自動広告の設定」では、「既存ユニットの最適化」も含めて自動広告にするかを選べます。

「既存ユニットの最適化」は既存の広告ユニットと自動広告を一緒に最適化して、最も高い成果が得られる広告プレースメントに広告が掲載される、とのことで私はオンにします。

「広告のフォーマット」は、ページ内・アンカー・関連コンテンツ・モバイル全画面の各広告のオンオフを選べます。

私はユーザーフレンドリー性が大きく損なわれるアンカー・モバイル全画面が嫌いなのでオフにし、それ以外はオン。

因みに、広告の種類はできるだけ幅広く配信した方が良いと言われています。対象となる広告数が多くなり、オークションでクリック単価が大きくなりやすいためです。

「広告の読み込み」は、「最小」「上限」で表示されるバーでどのくらいにするか選べます。あまり広告を配信しすぎて欲しくないので、私はデフォルト設定されている中間あたりにしました。

「ページ除外」では、広告を自動配信しないページを選べます。私は除外ページは無し。

更に、今回は自動広告配信時のプレビュー画面があり、自身のブログ画面でどのように自動広告が配信されるかが事前に確認できます。

また既存ユニットはそのままです。私は通常、記事コンテンツの最上部・最下部にGoogle Adsense広告を張っており、文字数や各記事の収益化方針に応じて記事内広告を入れています。

今回の自動広告導入では先述の「投資ブログ」を対象にしています。記事上・記事下の既存広告ユニットはそのままにし、記事内広告を無くしています。

とみ
既存ユニットの最適化やプレビュー画面の設置など運営者側の省力化を考えてくれている感があって良いですね

【2020年4月版】Google Adsense自動広告での広告配信の5つの変化

結論から言うと、先述のような設定で私のブログでは以下のような変化がありました。

私のブログでの変化を見る限り、今回のGoogle Adsense自動広告では、ブログのGoogle Adsenseの収益状況に併せて、広告配信を最適化している、可能性があります。

Google Adsense自動広告での配信の変化
  • 最も稼いでいた記事内広告を無くしたが、記事内広告を適度に表示
  • 既存の広告ユニットとして貼っていた、記事下の広告が配信されないことがある
  • ブログのレイアウトやデザインは崩れにくくなっている
  • 既に広告ユニットのコードが貼られているページは自動広告が適用される
  • 自動広告配信をオンにしてから、反映までに数時間かかった

Google Adsense自動広告での変化①:最も稼いでいた記事内広告を無くしたが、記事内広告を適度に表示

私のブログでは、記事内広告がGoogle Adsense収益の大半を占めていたためか、元々貼っていた記事内広告を削除しても自動で記事内広告の配信がされました。

3,000字くらいの記事で、記事内広告が2-3個ほど挿入されるイメージです。元々記事内広告をその1.2~1.5倍ほど貼っていたので、表示される広告数は少なくなりました。

私のブログは、記事内広告で収益を稼いでいるので、Googleの言うことを真とすると記事内広告を貼っていない記事の最適化を行ってくれた、ということだと思います。

とみ
サンプルが1ブログだけではありますが、最も稼ぐ場所に、最小限の広告を出してくれている可能性があります

Google Adsense自動広告での変化②:既存の広告ユニットとして貼っていた、記事下の広告が配信されないことがある

各記事の最下部・末尾に貼ってある既存の広告ユニットについて、4-5割くらいの確率で配信されなくなりました。

これは、私のブログで記事コンテンツの最下部に貼っている広告の収益が少ないためかなと思います。

とみ
①の記事内広告と併せると「私のブログのAdsense収益状況から、自動広告の配信を最適化している」可能性が推察されます

Google Adsense自動広告での変化③:ブログのレイアウトやデザインは崩れない

2019年までのGoogle Adsense自動広告では、ブログのレイアウトが大きく崩れるという事態が発生していました。

しかし、今回はブログのデザインがあまり崩れない!でもたまに不自然な白地のスペースが現れることがあります。この点はマイナスですね。

自動広告を導入する上での前提条件ですが、これは大変嬉しい進化です。

Google Adsense自動広告での変化④:既に広告ユニットのコードが貼られているページは自動広告が適用される

Google Adsenseのページでも謳われていることですが、確りと適用されました。

ですので、これまで貼っていた広告ユニットはそのままでOKですし、貼っている場合は自動広告のコードを新しく設置する必要もありません。楽ちんですね。

Google Adsense自動広告での変化➄:自動広告配信をオンにしてから、反映までに数時間かかった

自動広告の配信設定を完了してから、ブログの変化を観察していましたが、2-3時間経ってから自動広告による変化が現れました。

その間、既存の広告ユニットはちゃんと表示されていて、特に何も変化は無かったです。

以上、Google Adsense自動広告の導入による変化でした。

恐らくですが、Googleが「サイトをスキャンして広告配信を最適化し収益を向上させる」と言っていることから、私のブログのAdsense収益状況から、自動広告の配信を最適化しているのだと思います。

とみ
2019年に自動広告がリリースされた時と比較すると、大幅に問題点が改善されています

Google Adsense自動広告による効果:収益50%アップ!クリック率が下落したがクリック単価が上昇

Google Adsense自動広告を導入して、確かに収益最適化に向けた広告配信がなされているように感じました。

またブログのデザインやレイアウトが崩れるといったネガティブな影響も抑えられています。

そして更に、私の「投資ブログ」での自動広告の導入効果はと言うと…

クリック率が少し下がった一方でクリック単価が大きく上がり、週比較でGoogle Adsense収益が50%上昇しました!

因みに、私の「投資ブログ」ではあまり季節変動はなく、クリック単価は概ね一定です。

Googleに怒られるので、詳細な数値を公表できないのが残念ですが、クリック率が約▲25%下落した一方で、クリック単価が+100%上昇、つまり2倍になりました。

総計して全体のGoogle Adsense収益が50%上昇しています。これは嬉しい!

自動広告を導入した「投資ブログ」はジャンルが金融で、元々クリック単価は悪く無かったのですが、まだまだ伸びるポテンシャルがあったということですね。

とみ
自動広告導入以前に手動でGoogle Adsense広告の調整をしていた時は、「記事内広告と記事下広告を貼り過ぎ」だったのかと思います。「全体的に広告が減って誤クリックなどの低質なクリックが減りクリック単価が改善した」ということかと

留意点:ASP案件獲得を狙った記事は「ページ除外」したほうが良さそう

ASP案件やAmazonアソシエイトなど、Google Adsense以外のアフィリエイトに特化して余計な広告を張りたくない、という記事は自動広告の対象ページからは除外した方が良いです。

Google Adsenseの自動広告は、Google Adsenseの収益を最適化することを優先すると考えられます。

とみ
私のブログでも、ASP案件やAmazonアソシエイトの広告クリック・コンバージョンを狙った記事でGoogle Adsense広告が配信されたため、その後ページ除外に設定変更しました

まとめ:Google Adsense自動広告の利便性は向上、ブログ状況に応じた最適化ができる可能性

ここまで自身のブログを用いて、Google Adsense自動広告による変化や効果を検証しました。2019年までと比べ、非常に使いやすくなっているという印象です。

ブログのデザインやレイアウトが大きく崩れる、広告数が多すぎるといったことも起きていません。

またブログのGoogle Adsense収益状況に応じた最適化にも役立ちます。広告コードを張っておけば、そのブログの収益状況に応じて収益が上がる場所に広告を出してくれると考えられます。

私の「投資ブログ」で自動広告を導入した結果、クリック率が少し下がった一方でクリック単価が大きく上がり、週単位でAdsense収益が50%上昇しました!

 とみ
興味を持った方は、ぜひ一度、Google Adsenseの自動広告を試してみてはいかがでしょうか。試行錯誤で収益アップを狙いましょう!

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