皆さん、お疲れ様です。激務会社員のとみです。
本記事では、過去に投稿したブログ記事をリライトする効果についてまとめています。
この記事を読めば、以下のような疑問を解消できます。
- ブログの過去記事をリライトする効果はなにか?
- 過去記事リライトはSEO上でどのような意味があるのか?
- 記事リライトの効果を検証する方法やツールはどのようなものがあるか?
- 過去記事をリライトして効果が表れるのはいつ・どれくらいの期間か?
ブログ過去記事の継続的なリライトは、SEO上で最も重要な施策の1つです。
SEOの原則に沿って適切に記事をリライトを実施することで、記事検索順位の向上効果が見込めますし、ブログ全体の評価向上にも繋がります。
実際に、私は記事リライトを続けることで、1,000弱のキーワード(競合が強い金融・投資関連)で、Google検索結果10位以内の表示を実現しています。
リライトのSEO効果が出るまでの期間は「翌日~2か月」ほどと考えましょう。幅がありますがブログは記事が置かれている状況によっていつ効果が発現するかは異なります。
またリライトした後の効果検証も重要ですが「検索順位チェックツールGCR」や「Google Search Console」といった便利なツールを使った検証方法があります。
繰り返しですが、ブログ記事のリライトによるSEO効果獲得は、ブログ成長のために欠かせない施策です。
新規記事作成と並行して、必ず継続的にリライトするようにしましょう。
本記事の信憑性:ブログ過去記事のリライトを駆使して多数の記事・キーワードで上位表示を獲得
最初に、私の直近のブログ運営状況は以下の通りです。
記事を読んで頂く意味を感じて頂ければと思い、公開させて頂きます。
2019年1月からブログを本格的に運営し始め、現在は2つのブログから収入を得ています。
【ブログ歴1年4か月:2020年4月現在の状況】
総PV数:約12万/月、総収入:約18万円/月
内容 | PV数(/月) | 収入(/月) |
投資ブログ: 投資情報を提供するメディア |
約10万 | 約12万円 |
物販ブログ: 商品レビューやネットサービスを紹介するメディア |
約2万 | 約6万円 |
かなり強い競合がひしめく投資・物販の分野において、多数のキーワードで1ページ目を獲得しています。
収入はGoogle Adsense:Amazonアソシエイト:ASP広告=4:4:2くらいの割合。
投資ブログ・物販ブログともに、PV数・収入はメキメキ成長中です。
PVは99%が検索流入です。
上記の結果は、ブログ過去記事のリライトの賜物です。
ブログ過去記事のリライト効果により、多数の記事・キーワードで上位表示(検索1ページ目・1~10位)を獲得しています。
その証左として、以下をご参照下さい。
運営して1年超くらいの私の「投資ブログ」におけるGoogle Search Consoleの検索パフォーマンス画面(2020年5月某日)です。
【Google Search Consoleより抜粋】
緑枠で、掲載順位で「10位より小さい」でフィルタリングしています。
すると黒枠で「931」のキーワードが存在(=10位以内に表示しているキーワードの数)していることが分かります。
因みにこの時点で記事数は243です。
※検索キーワードは修正を入れて消させて貰っています
このように多数のキーワードで検索上位表示を獲得するには、ブログ過去記事のリライトが必須です。
その効果について詳しく解説したいと思います。
ブログ過去記事をリライトする効果:SEO効果(=検索順位の向上)が見込まれる
リライトする目的はたった一つ「記事の検索順位の上昇」という効果を得ること、を意識すれば良いです。
クリック率の向上といった効果もありますが、最も大きいのは検索順位の上昇効果です。
もう少しブレイクダウンしますと、リライトによって「Googleからの記事評価」「ユーザーからの記事評価」を向上させて記事の検索順位を上昇させる、という効果を得ることが目的です。
記事の検索順位の上昇
- Googleからの記事評価が向上
- ユーザー視点で記事評価が向上
検索順位の上昇効果について実際にお見せした方が早いと思い、以下のスクリーンショットをご参照頂ければと思います。
こちらは多くのブロガーが利用する「検索順位チェックツールGCR」の画面です。私の「投資ブログ」のキーワード検索結果の一部を切り取った画面になります。
因みにですが、私は検索キーワードを5,000個設定できるスタンダードプランを利用しています。
※検索キーワードは削除修正させてもらっています。
【GCR画面の抜粋】
赤枠で囲っている部分が、あるブログ過去記事1つをリライトした翌日の結果です。
4つの複合キーワードでチェックしていますが、画面右側の「ステータス」の項目を見て頂くと、どれも軒並み上昇していることが分かります。
特に狙っていたキーワード(1単語、赤枠一番上の青い網掛け)は、たった1日で以下のような検索順位上昇に大きな効果が発揮されています。
- Yahoo:検索圏外→17位
- Google:55位→21位
- Bing:9→6位
YahooとGoogleで大きな検索順位上昇の効果を得ることができました。
まだYahooやGoogleで検索結果1ページ目に表示はされていませんが、今後の数日~数週間で更に順位が上昇する可能性が高いです。
他キーワードについては、1つが10-20位、2つが検索結果1ページ目に表示される結果となり、明確に検索順位の上昇が見て取れます。
このようなブログ過去記事のリライト効果は、Googleからの記事評価向上とユーザー視点での記事評価向上、という2つの要素に分解できます。
ブログ過去記事リライトの効果①:Googleからの記事評価向上
GoogleはAIアルゴリズムを用いて記事を評価しています。
記事の評価で最重要になるのが「EAT」です。EATはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)をつなげた略語です。
この3つで高い評価を得たブログや記事が、検索上位に来やすくなります。
Googleは、こうした評価のガイドラインを定めて検索順位を決定しています。
【参考外部リンク】Google検索品質評価ガイドライン
もう少し細かく言うと、Googleは200以上の項目で記事を評価しています。
ここでは詳細は割愛しますが、海外のSEO専門家がまとめた有名な「backlinko」の記事があります(英語です)
【参考外部リンク】Google’s 200 Ranking Factors
ブログ過去記事リライトの効果②:ユーザー視点での記事評価向上
Googleからの記事評価と切っても切り離せませんが、ユーザー視点での記事評価を向上させることもブログ過去記事リライトの効果です。
言い換えると、「ユーザー・ファースト」をより高次元にする、という効果です。
つまり「検索意図に沿ったユーザーの悩みを解決する」「ストレスなく読みやすい・分かりやすい文章にする」といったことです。
これらのユーザー・ファーストがどの程度実現されているかは、以下のような数値で表されます。
- 平均セッション継続時間
- 平均ページ滞在時間
- 直帰率
- サイト速度 など
Google Analyticsで表示される項目ですね。
一概には言えませんが、こうしたブログ内のユーザー行動を示す数値を高めることが、ブログ過去記事リライトの効果であり目的です。
因みに、平均セッション継続時間や、平均ページ滞在時間を長くするための方法については以下で纏めています。
▼内部リンク▼
平均セッション継続時間を長くする4つの方法【目安もお伝えします】
平均ページ滞在時間を長くする5つの方法【目安やセッション平均継続時間との違いも解説】
ブログ過去記事のリライトは、SEO対策で最重要施策の一つです。
中には、最初に投稿してそのまま検索上位表示されることもありますが、大半の記事はリライトすることによって検索順位を向上させる必要があります。
ですので、新規記事作成と同じ位の優先順位で、ブログ過去記事のリライトをすることをおすすめします。
ブログ記事リライトの副次的なSEO効果:1つの記事への効果だけではない
記事リライトによる効果はその記事のみならず、結果としてブログ全体の記事も良い影響を与えます。
ブログ全体の評価は、詰まるところ「記事コンテンツの評価」の総和と言えます。
ある記事をリライトすることで、Googleやユーザーから評価されて検索順位があがることで、結果的にブログそのものの評価向上に繋がります。
更に、検索上位の記事が増加すれば、PV数が増え、良質なコンテンツは被リンクの獲得・SNSでのシェア増も見込めます。
リライトを継続して記事のSEO効果を獲得し検索上位の記事を増やせば、ブログ評価上昇→全体の記事で検索順位を向上、という効果が期待されます。
ブログ記事リライトのSEO効果が出るまでの期間は?いつ効果が出るのか?
ブログ記事リライトの効果について以下のように考えている方は多いと思います。
- ブログ記事をリライトしてから効果が出る期間はどのくらい?
- リライトしてからいつ効果が出るのか?
効果が出るまでの期間・いつ効果が出るのかは、経験上の感覚として通常「翌日~2か月」と言えます。
期間に幅があるのは、SEOすなわち記事の検索順位決定には非常に複雑かつ広範な要素が含まれるためです。先述の通り、Googleは200項目以上の要素で記事の検索順位を評価しています。
またそもそも効果反映は記事がクロールされる頻度にも依存し、これはブログや記事の状況によって異なります。
早い場合は、既に私自身の例として示した通り、翌日には大きなリライト効果が期待できます。
ですので、特にブログ開設をして間もない頃や、被リンク数が少ない状況では、リライト効果が出るまでの期間は長くなると想定されます。
私の経験上もそうです。ブログ開設当初より、ブログ運用歴が1年を超えた後の方が確実に効果発生の期間は短くなっています。
ブログ過去記事リライトのSEO効果を検証する時におすすめのツール・方法
ブログ過去記事リライトの効果を検証するための方法としてはツール活用が有効です。
私が利用している便利なリライト効果検証の方法と、利用ツールをご紹介します。
ブログ過去記事リライトの効果検証方法・ツール①:検索順位チェックツールGRC
GRCは検索順位チェックツールのスタンダードです。
検索順位チェックツールGRC
GRCは、ボタン一発ですべての検索キーワードの順位を調査します。
起動時に順位チェックを開始する機能を利用すれば、ボタンを押す必要すらありません。
順位を知りたいときに、GRCを起動するだけでいいのです。
直近の順位変化はもちろん、 過去の全ての順位変化も、グラフ表示で一目瞭然です。
実施したSEO対策の内容をGRCのメモ機能で記録しておけば、 順位グラフ上でメモを閲覧できます。
その前後の順位変化から「検索順位がなぜ変わったのか」を視覚的にとらえることができます。
ブログ過去記事のリライト効果を検証するにあたって、検索順位チェックツールGRCはかなり有用なツールです。
私は、GRCを利用してブログ過去記事のリライトによって検索順位上昇を狙うキーワードを設定し、狙い通りに順位が上昇しているかをチェックする、という方法を取っています。
このツールが素晴らしいのは、すぐに現在の検索順位を膨大なキーワードを対象にチェックできる点です。
後述するGoogle Search Consoleも有用なのですが、キーワードの検索順位反映に数日ほど時間がかかってしまいます。
しかしGRCを使えば、リライトした翌日に検索順位への効果を確認でき、必要に応じて更にリライトするという高速のPDCAが可能になります。
尚、私は年9,900円(税込み)の「スタンダードプラン」を利用してますが、「無料プラン」「ベーシックプラン」もあります。
「無料プラン」は設定できるキーワード数が10個に限定されてしまいますが、お試しプランとしては良いです。
「ベーシック」はキーワードが500に限定され、価格は年4,950円(税込み)と若干リーズナブルです。
▼以下から無料でお試しできます▼
検索順位チェックツールGRC
ブログ過去記事リライトの効果検証方法・ツール②:Google Search Console
Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。
Google Search Consoleヘルプ
Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。
説明不要の便利ツールGoogle Search Console(GSC)もブログ過去記事のリライト効果検証には必須のツールです。
ブログ過去記事のリライトにおいて、GSCはGCRと異なり記事ベースで各キーワードの順位をチェックすることができます。
また記事・キーワード毎の表示回数やクリック率もチェックできるため、リライトする上での参考になります。
つまり、リライトした記事で自分が想定していなかったキーワードでの検索順位も拾ってくれますので、新たに流入が期待できるキーワードに気づくことができる点が、最大のメリットです。
私は、記事リライトの効果を検証する方法として、GSCで検索上位を狙える他の有望キーワード・表示回数・クリック率のチェック、を実施しています。
ブログで過去記事リライトのSEO効果を最大化するためのポイント
ブログ過去記事のリライトで最大の効果を得るためには、当然ながらSEO対策のためのポイントを押さえる必要があります。
SEO対策については一定の基礎知識が必要で、本などで体系的に学ぶのが効果的です。
もしまだ十分でない方は以下の記事でおすすめ書籍を紹介しているので、宜しければ参考にして下さい。
▼内部リンク▼
SEO対策を勉強する本でおすすめの4冊【ブログで稼ぐための必読書籍】
詳細については別途記事化したいと思います。
ブログで過去記事のリライト効果を得るための留意点:悪い効果が発生することも
ブログ記事のリライトは、記事順位の向上およびブログ評価の上昇が目的です。
しかしながら、リライトに失敗して「記事改悪」となると逆効果(=検索順位が下がる)が発生してしまいますので注意が必要です。
このリスクを回避するためには、そもそも「リライトする対象記事の選定を工夫する」ことが良い対策です。
「既に検索順位が10位以内の記事は避ける」「SEOを意識したリライトを心掛ける」といった点が注意すべき点として挙げられます。
こちらの詳細は近日中に別途記事化したいと思います。
ブログ過去記事リライトのSEO効果が出ない記事は削除も検討
リライトしてもSEO効果が出ない記事も存在します。
私のブログにおける例として「ブログテーマに無関係な記事」が挙げられます。
以前、私が運営する「投資ブログ」で行楽地のレビュー記事を公開したことがありました。
検索順位は50位以下から上昇せず、リライトしても検索順位は一向に上がりませんでした。
Googleが掲げる「EAT」の原則からしても、これ以上リライトしても無意味と考えリライトをストップしました。
それだけではなく、検索順位が低い記事はブログ全体の低評価に繋がると言われており、その観点からこの記事はブログから完全に削除しました。
そうした記事は、ブログから削除することも視野に入れる必要があります
まとめ:ブログ記事リライトの継続でSEO効果を獲得しよう
ブログ記事リライトのSEO効果・効果が得られる期間・検証方法について解説してきました。
ブログ過去記事の継続的なリライトは、SEO上で最も重要な施策の1つです。適切に記事をリライトすれば、記事の検索順位の向上、ブログ評価の向上といったSEO効果が見込めます。
リライトのSEO効果が出るまでは2か月ほど時間がかかることもありますが、焦らずじっくりコツコツリライトを進めましょう。
また効果検証には「検索順位チェックツールGCR」や「Google Search Console」といった便利なツールを使った方法がおすすめです。
ブログ記事のリライトを新規記事作成と並行して行い、SEO効果を獲得するようにしましょう。