本記事では、ブログを運営する上で重要なSEO対策で欠かすことができない基本を解説します。
以下のような方に読んでいただく意義があると思います。
- ブログを作ったのに全然検索上位に表示されない
- SEO対策の重要性は分かっているが、基本を網羅的に理解したい
ブログを作ったのは良いものの、Googleなどの検索エンジンでなかなか上位に表示されないと言う悩みは、誰しもが1度は抱えます。
自分が力を注いで作成したブログであれば、検索流入の増加につながる検索結果の上位表示は是が非でも実現したいですよね。
そのために重要なのがSEO対策です。SEO対策は、本当に幅が広くまた奥が深いため、やすやすとマスターすることはできません。
加えて、変化が非常に早いネットビジネスの常として、SEO対策も日進月歩で新たな対策を取る必要があり、常に最新の情報を収集し最適化する必要があります。
本記事の信憑性: SEO対策を踏まえてブログ記事を作成し検索上位を実現しています
私は、複数のブログを運営しており200以上の記事を書いてきました。まだまだですがブログからの月収は安定して15万円以上あります。
SEO対策の実績として、以下が私が運営して1年超の「投資ブログ」におけるGoogle Search Consoleの検索パフォーマンス画面です。
【Google Search Consoleより抜粋】
緑枠で、掲載順位で「10位より小さい」でフィルタリングしていますが、黒枠で「931」のキーワードが存在(=10位以内に表示しているキーワードの数)しています。
ブログにおけるSEO対策は2020年も重要
本記事をご覧になっていただいている方はご理解いただいていると思いますがSEO対策は、検索順位の上位に表示されやすくするための施策を指します。
端的に言うとGoogleの検索結果での上位表示を狙うことになりますが、Googleの表示順を評価するアルゴリズムに則ってコンテンツを作成することで、検索順位が上昇します。
インターネット上での情報収集においてGoogleの検索エンジンを使う人が、2020年現在でも圧倒的多数を占めています。
したがってGoogleが出している検索表示評価のガイドラインや打ち出している方針に従ってSEO対策を施し、ブログを構築していく必要があります。
ブログSEO対策で必須な16の基本
記事のタイトルを最適化する
ブログにおいて記事のタイトルをよく考え推敲してつける事は非常に重要です。ユーザーは検索をして結果に表示されている多くの記事の中からタイトルを見て閲覧するページを決定します。
タイトルがユーザに刺さるものでないと記事の内容が素晴らしいものであっても見てもらうことができません。
具体的に、ページのタイトルを考えるにあたって熟慮すべき項目は以下の通りです。私も常に意識してタイトルをつけるようにしています。
- 必ずキーワードを入れる
- キーワードはタイトルの前半に持ってくる
- 35文字以内に収める
- 具体的な数字を使う
- 記事の内容と一致させる
- インパクトのあるパンチが効いたフレーズを使う
狙っているキーワードが入っているのは当然のこと、キーワードはタイトルの前半に持ってきた方がSEO上有効です。
また検索結果が表示され競合サイトと記事が横並びになった時に、よりクリックしたくなるような記事のタイトルにすることが重要です。
そのために、ユーザが記事の内容に期待してページをクリックして記事を読みたくなるような面白いタイトルをつけます。
こうしたタイトルの付け方のポイントは様々な書籍やサイトで紹介されていますので、より深掘りしたい方は調べてみてください。
クオリティーが高いユーザーファーストなコンテンツを作成する
ブログでSEO対策をするにおいて最も効果があるのが、良質なコンテンツを制作し提供することです。
良質なコンテンツとは何かと言うと、つまりユーザーの検索意図を満たし、ユーザーファーストな記事を作成するということです。
ユーザーが期待していない記事の内容や、単なるリンク集、広告がベタベタと貼っている記事はユーザファーストとは言えません。
ユーザーファーストを実現するためには、マーケティングのコンセプトを念頭に記事を書く必要があります。
記事を読むユーザのペルソナを立てて、検索したいとを汲み取り、どのような情報を欲しているかや悩みを考えた上で、それらを解決する記事を執筆します。
自身のオリジナリティーを打ち出す
ブログ記事を執筆する上で、あるいはブログのコンセプトを考える上で、自分自身の独自性を盛り込む事はSEO対策上重要です。
これはいわゆる他の競合サイトとの差別化につながります。すでにオンライン上で存在する情報を発信しても価値は薄いです。ユーザーにとっての価値を高めるために記事は独自の内容としましょう。
オリジナリティーを出すためには自分自身の経験が大きな手がかりになります。
例えば、冒頭に紹介した私が運営する月10万PVの投資ブログでは、自身の投資経験や独自の考察に基づいた記事がベースになっています。
また本ブログは、私がブログ歴1.5年で培った実績やノウハウ、あるいは実行してきた施策とその結果に基づいて書くようにしています。
「EAT」を意識してブログのテーマを3つまでに絞る
現在のSEO対策上、発信する内容の「EAT」すなわち専門性、権威性、信頼性を意識し高めることが重要です。
そのために、ブログのテーマを絞り、特定のキーワードに対するブログの専門性を高めると、Googleの評価が高まります。
私の場合は、1つのブログに1つのテーマで記事を書くようにしています。つまり特化型のブログを意識してブログ運営をしています。
一方で、テーマを絞りすぎると記事にできる内容が少なくなる傾向があるので注意が必要です。そのため、テーマは3つ位まで持っても良いとSEO界隈では言われています。
モバイル対応を優先する
検索表示結果をつかさどっているGoogleは、モバイルファーストインデックスと言う仕組みを導入しており、スマホを始めとした、モバイル向けのページ評価を実施しています。
このモバイルファーストインデックスに至った背景として、モバイルでの検索行動がユーザの基本になったと言うところが挙げられます。
ブログ運営者にとって、最も重要な対策は「ブログをレスポンシブデザインにする」です。
もしあなたのブログやサイトがパソコン画面にのみしか対応していない場合は、レスポンシブデザインのブログに作り替えた方が良いです。
私は、ブログ上においては有料テーマを活用していますが、こうした高付加価値のワードプレステーマであれば、最近は必ずレスポンシブユーザになっています。
無料テーマでも、レスポンシブデザインに対応していますので、対応の有無を確認した上でワードプレスでブログを作成するのがお勧めです。
記事の平均ページ滞在時間と直帰率を改善する
記事の滞在時間と直帰率は、端的にユーザファーストな記事コンテンツが作成できているかを表している指標になります。
記事のページ滞在時間は、その記事をユーザがどのくらい読んでくれたかを指し示す数字ですし、直帰率はブログやブログ運営者に魅力を感じて回遊してくれたかどうかを表す数字です。
ブロガーにとっては必須のGoogleアナリティクスにおいてこれら2つの指標は盛り込まれていますし、Googleも記事の検索順位決定で評価していると考えられています。
平均ページ滞在時間と直帰率を改善する方策として、私が特に意識しているのは良質でわかりやすい記事コンテンツにすること以外にビジュアル面や文字数に配慮することです。
因みに私がメインで運営する投資ブログは、平均ページ滞在時間が4分前後で、これは有名ブロガーを含めてブログの中では高い水準にあります。
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平均ページ滞在時間を長くする5つの方法【目安やセッション平均継続時間との違いも解説】
ビジュアルについては、記事の中で適度に記事の内容とリンクした画像を挿入しています。そうすることで、ユーザが文字に疲れることなくまた視覚的に楽しみながら記事を読むことができます。
また文字数が多いと明確にページ滞在時間が伸びる傾向があります。私の運営するブログのメインコンテンツは、少なくとも文字数5000文字以上で多い記事では10,000文字以上にしています。
文字数が、検索上位で表示するための全てではありませんが、ページ滞在時間を考慮したときに有利なのは間違いなく文字数が多い記事です。
ブログの表示速度を速くする
ブログの表示速度とは、ユーザが記事リンクをクリックしてからページの読み込みと表示が完了するまでの速さです。
Googleによると、ページの読み込み速度は直帰率に大きく影響しており、ブログの表示速度を高める事はユーザエクスペリエンスの向上に直結するとのことです。
そのため、Googleはブログの表示速度を評価指標に入れています。表示速度は「page speed insight」で確認することができます。
私もブログの表示速度を常に意識していますが、ネット上で様々な対策が効果的と言われている中で、特に表示速度の改善に貢献した施策は以下になります。
- ワードプレスプラグインの導入による画像圧縮、htmlやcssの最適化、表示方法の高度化
- 不要なプラグインを削除して軽量化
特に、WP fastest cache というプラグインは、ブログの表示速度改善に大きく貢献してくれました。有料版を導入することでpage speed insightのスコアが劇的に改善しました。
加えて表示速度に関して非常に重要なのが、レンタルサーバー選びです。私はレンタルサーバーはエックスサーバーを使っていますが、高速な表示が可能になりトップブロガーにも愛用されているサーバーです。
エックスサーバーは、国内でも随一のページ表示速度を誇ります。それのみならずあらゆる機能面で国内で最高峰に位置する最も人気のレンタルサーバーです。
ブログのSEO対策をする上で非常にオススメですので、まだの方はエックスサーバーを利用するようにしましょう。
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ブログのドメインパワーを高める
ブログのドメインパワーとは、その名が示す通りドメインの強さです。ドメインパワーは検索順位に大きく影響します。
ドメインパワーは、ドメイン運用の期間が長いほど高くになる傾向があります。またPV数やコンテンツの質がドメインパワーに影響します。
すなわち、良質なコンテンツを積み上げていくことが、ドメインパワーを高めていくことに直結します。
加えてドメインパワーを高めるために重要なのが被リンクの獲得です。被リンクは論文における引用のようなもので、その数はブログや記事の権威性あるいは信頼性を示す指標になります。
特にブログを開設した当初は、ドメインの運用力も浅く記事のパワーも小さいので検索上位に表示されるのが難しいです。
しかし継続してブログを更新し続けることでドメインパワーが高まり上表示される可能性が高くなります。
ナチュラルな被リンクを増やす
被リンクの数は、SEO対策上で非常に重要な要素です。ネット上で他のブログやサイトからリンクを獲得する事は、権威性や信頼性の証になります。
ナチュラルな被リンクの獲得は、現在においてSEO評価を高める上で重要です。ただ自分でコントロールできないため、実現が難しい施策でもあります。
「ナチュラルな」と言う点がポイントで、自作自演でリンクを作成したり低品質なサテライトサイトから大量のリンクを送るといった行為は、Googleのアルゴリズムに見破られるので絶対に避けましょう。ペナルティーを食らいます。
ナチュラルな被リンクを増やす最も有効な手段は、ユーザにシェアしてもらえるような良質なコンテンツを作成するということです。
以下の記事では、被リンクを獲得するための方法をまとめていますので、良ければ併せてご参照下さい。
▼関連記事▼
【2020年最新版】ブログ記事の被リンクを増やす効果的な方法まとめ - 16選
ブログ記事コンテンツを常に最新にアップデートする
SEO対策をする上では、記事コンテンツの鮮度も重要です。そのため、投稿した記事の内容は最新の状態にあるか常にチェックしアップデートした方が良いです。
私の経験からも、記事の情報は最新に保った方が検索順位で上位に表示されやすいと言う実感があります。
1年前に書いた記事で、タイトルや記事の情報をアップデートした際に、下がってきた検索順位が上昇するケースはよくあります。
過去に投稿した記事は、定期的にリライトし、ブログ全体の鮮度を高めることをお勧めします。
▼関連記事▼
ブログ過去記事をリライトする効果・検証方法まとめ【SEO上の最重要施策】
サイトマップを必ず用意する
サイトマップは、Googleに対して自身のブログの構成を伝えるために非常に重要なものです。
Googleはクローラーを使ってオンライン上のページを巡回しています。このサイトマップを通して送ることで、Googleのクローラーが巡回しやすくなります。
そうすると、ブログ記事のインデックス速度が高まるといった、SEO上で良い効果が得られます。
私はワードプレスでブログを構築しており「Google XML Sitemaps」と言うプラグインを利用してサイトマップを作成しています。
このプラグインを入れるだけで、サイトマップが生成され記事更新時に自動的にGoogleにサイトマップを送信してくれるので非常に便利です。
内部リンクでブログの回遊率を高める
SEO内部対策として、ブログ内のリンクを充実させユーザの回遊率を高めるのも重要です。
記事同士をリンクしてつなぐことで、ユーザに対して関連する内容のページを提示することができるだけでなく、ページ同士の関連性を検索エンジンに伝えることができます。
内部リンクを設置するコツとして、私が意識しているのは記事の内容に関連する他の記事を自然に紹介するということです。
そうすることで、ブログを読んでくれているユーザがリンクをクリックしてくれる可能性も高まり、直帰率、ページ平均滞在時間、セッション継続時間といったSEO対策上の重要指標が改善されます。
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平均セッション継続時間を長くする4つの方法【目安もお伝えします】
パンくずリストを導入する
パンくずリストは、記事を読んでくれている有沢に今ブログの中でどの階層にいるのか知らせるものです。
ワードプレスを使っていれば、パンくずリストを導入できるプラグインが多数存在しているのでまだ導入できていない人は導入してみてください。
記事数を増やす
SEO対策上、ブログにおける記事の数は明確に検索上位に影響する傾向があります。
多ければそれで良いと言うわけではありませんが、他のブログを見ていてもまた私自身のブログ運営の経験を踏まえても、一定数の記事数がないと検索上位に表示するのは困難です。
記事数を具体的にいくつ、と言うのはブログのテーマや記事コンテンツの質、あるいは競合サイトの強さにも依存するので一概には言えません。
一般的には、「まず100記事書く」ということがよく言われます。1つの目安としては良いと思います。
低品質な記事は削除またはno indexにする
記事数が一定水準を超えたら、低品質な記事を削除するまたはno indexとすることで、ブログ全体の評価が高まり検索順位が上昇するケースがあります。
低品質な記事というのは、すなわちGoogleから評価されておらず検索順位で上位を獲得できていない記事です。私も定期的に記事を削除するようにしていますし、トップブロガーも実践しています。
検索順位を可視化して有意な分析をする
自分のブログ記事が、現在どの程度の検索順位を獲得しているのか把握することが非常に重要です。
現状を理解することで、今後検索順位を高めていく方策を決定することができます。分析をするために必要なツールは以下です。
- Google Search Console
- 検索順位チェックツールGRC
Google Search ConsoleはGoogleが無償で提供するSEO対策ツールです。記事の検索パフォーマンスや外部リンクの状況が把握できます。風呂が必携です。
検索順位チェックツールGRCは登録したブログとキーワードでの検索順位を自動でチェックしてくれる非常に便利なツールです。
有料ツールですが、私も導入しており日々の検索順位変動をキーワードベースで事細かに把握することができます。
GRCは検索順位チェックツールのスタンダードです。
SEOラボ:検索順位チェックツールGRC
GRCは、ボタン一発ですべての検索キーワードの順位を調査します。
起動時に順位チェックを開始する機能を利用すれば、ボタンを押す必要すらありません。
順位を知りたいときに、GRCを起動するだけでいいのです。
直近の順位変化はもちろん、 過去の全ての順位変化も、グラフ表示で一目瞭然です。
実施したSEO対策の内容をGRCのメモ機能で記録しておけば、 順位グラフ上でメモを閲覧できます。
その前後の順位変化から「検索順位がなぜ変わったのか」を視覚的にとらえることができます。
ブログ過去記事の分析・検証するにあたって、GRCはかなり有用なツールです。
私は、GRCを利用してブログ過去記事のリライトによって検索順位上昇を狙うキーワードを設定し、狙い通りに順位が上昇しているかをチェックする、という方法を取っています。
このツールが素晴らしいのは、すぐに現在の検索順位を膨大なキーワードを対象にチェックできる点です。
後述するGoogle Search Consoleも有用なのですが、キーワードの検索順位反映に数日ほど時間がかかってしまいます。
しかしGRCを使えば、リライトした翌日に検索順位への効果を確認でき、必要に応じて更にリライトするという高速のPDCAが可能になります。
尚、私は年9,900円(税込み)の「スタンダードプラン」を利用してますが、「無料プラン」「ベーシックプラン」もあります。
「無料プラン」は設定できるキーワード数が10個に限定されてしまいますが、お試しプランとしては良いです。「ベーシック」はキーワードが500に限定され、価格は年4,950円(税込み)と若干リーズナブルです。
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検索順位チェックツールGRC
ブログ初心者が万全のSEO対策が施されたブログ運営をするためには
SEO対策は、本記事で紹介したような方法のほかにも、HTMLの知識など非常に専門的でテクニカルな知見が必要になります。
ブログ初心者の方が、そうした専門的でディープな内容まで理解をしてブログを構築するには時間がかかりすぎます。
そのため、ブログ初心者の方がSEO対策を万全に実施するために、ワードプレスを活用したブログ構築を強くお勧めします。
ワードプレスを使えば、自然とSEO対策が実施されたブログ構成になっており、SEOに強いテーマを選定またプラグインによってSEO対策を施すことで検索上位に記事が表示される可能性が高まります。
ワードプレスの導入や設定は説明を見ながら手順に沿って実施すれば誰でもできます。
まとめ:SEO対策はアクセスアップのために最重要、基本は必ず押さえる
本記事で解説したSEOの基本を踏まえればSEO対策は万全です。
ただ文章で読んだだけではすぐにSEO対策の真髄を身に付ける事は難しく、私の経験からしてもブログを運営し記事を執筆していく中でスキルを高めていくものです。
最初は検索上位に表示される記事はなかなか出ないです。しかし継続していくうちに上位表示を実現する記事が出てきます。
大事なのは、上位表示された記事とそうでない記事の差分を抽出し分析して、次の記事を書くときのSEO対策に反映することです。